子育て育児の悩みをスッキリ解決!子育て119  

0〜1ヶ月の赤ちゃん


体の成長

出生4〜5日の間は一時的に体重が減ります。これは生理的体重減少と呼ばれるもの。出生体重の1割近くも減ることがありますが、母乳が出始める3〜4日目ぐらいから体重もふえ始め、退院するころには元に戻るでしょう。小さく生まれた赤ちゃんなどは体重の戻りも少しおそくなりますが、ゆっくりペースでも体重はふえていきます。なかなかふえなくても元気がよければ心配いりません。
 生後2ヵ月くらいまでは1日あたり30〜40gふえていく子が多いでしょう。体重の増加は母乳の出方によるところが大きいのですが、このペースでふえていれば母乳不足の心配はありません。
 なお毎日体重をはかって一喜一憂することはありません。排便や授乳の前後でも体重はかわってきますが、増加は1週間単位で見ることがたいせつです。
 1ヵ月検診まで70g以下しかふえていないときは母乳不足かもしてません。保険士さんや小児科医に相談してみるのがいいでしょう。退院して2〜3週間たっても体重が変わらない、減ったが体重が元に戻らない、全くふえないという場合は早めに小児科を受診しましょう。

黄疸

赤ちゃんの肌は生後2〜3日ごろから黄色っぽくなってきて4〜5日ごろには黄色のピークを迎えます。これは新生児黄疸と呼ばれ、すべての赤ちゃんにあらわれる生理現象です。この黄疸は生後2週間くらいで消えるのが普通です。

おしっことうんち

生まれたばかりの赤ちゃんは1日に10〜20回くらいおしっこをします。これは1つには赤ちゃんの新陳代謝が盛んなため。また、肝機能が未熟で大人のように濃いおしっこが出せないというのも大きな理由です。
 うんちも回数が多く、新生児期は1日4〜5回、7〜8回という子もいますし、中にはおっぱいを飲むたびにうんちをするこもいます。
 うんちの硬さや色は、母乳かミルクかによっても多少違いがありますが緑や黄色で腐臭がしなければ安心です。ぶつぶつが混じっているのも普通ですので、心配ありません。

睡眠のリズム

おなかの中にいるころのあかはんは20分間隔で寝ておきてを繰り返してきました。生まれた後もこのリズムが残るようで、この時期の赤ちゃんは寝て起きて飲んで、この繰り返し。なかなかまとまってくれないものです。結局、しばらくは赤ちゃんのペースに任せるしかありません。 
 最初のうちは昼夜区別もつきませんし、逆転も珍しくはありません。でもこれもしかたないことです。授乳しなければならないお母さんは睡眠不足になりがちですが、一緒に昼寝して体を休めしょう。

授乳のリズム

生後1〜2週間くらいは母乳の出方も安定せず、赤ちゃんの吸い方が上手ではないので、授乳は赤ちゃんがほしいときでかまいません。
 時間を決めるより、好きなとき好きなだけ与える自立授乳のほうが、母乳育児津つづけやすいのです。1日10回とか20回の授乳もおかしくありません。そのうち母乳のでもよくなり、リズムが自然にできてくるでしょう。
 母乳の出にくい人もいますから、無理をしないでミルクを足してもいいでしょう。
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