子育て育児の悩みをスッキリ解決!子育て119  

やけど


とにかく冷やす。最低でも20分間は冷やし続けましょう。
こんなときは病院へ 
1.水ぶくれができた 
2.皮膚が白く変色した。
3.皮膚がむけてグチャグチャしている。
4.顔や頭のやけど。
5.やけどの大きさが大人の手のひら以上。
衣類の上から熱湯をかぶった場合
衣類を着せたままシャワーやホースで冷たい水をどんどんかけましょう。やけどがひどい場合、服を脱がすときに
皮膚まで一緒にはがれてしまう。

やけどの処置

やけどの処置 
やけどの段階は全部で3種類です。
■1度熱傷(表皮熱傷)■
・症状
水泡(水ぶくれ)ができてない程度のやけど。皮膚が赤くなり、少し腫れ、ヒリヒリする。日焼けと同等、も
しくはよく似た症状。
・処置法
洗面器に水、又は氷水を入れ、30〜40分くらい冷やしたら痛み・赤みも和らぎます。清潔なガーゼで拭き、
そのまましておけば、数日で治ります。
■2度熱傷(真皮熱傷)■
・症状 
水泡ができ、強い痛みがある程度。
・処置法
水泡は絶対に破らないでください。
1度熱傷と同じ要領で冷やします。やけどをした範囲が広いようであれば、病院での治療を!
水泡が破れていたり、大きく傷ついていたら感染の恐れもあるので、冷却後は清潔なガーゼで覆い、直ちに病
院で治療を。そのとき、どんな軟膏も薬もつけないように!
■・3度熱傷(皮膚全層熱傷)■
・症状 
皮膚が固くなり、炭化している・白くなっている・冷たくなっている・羊皮紙様になっている状態。神経が破
壊されているため、熱傷部分の痛みは感じません。
・処置法
冷やす必要はなし。急いで病院で治療を!!
低温やけど
湯たんぽや電気毛布などが原因で低温”やけど”してしまった場合は、水で冷やしてもよくなりません。
すぐに病院で診察してもらいましょう。

やけどと薬
やけどに薬を使用する場合は、かるいやけどに限ります。
・やけどの消毒に使う薬
【キップパイロールーHi】(軽いやけどの消毒に)
鉱物油、動植物油、酸化亜鉛に消毒剤を配合。消毒剤のイソプロピルメチルフェノールは、刺激性があるの
で、痛みがあまりない軽いやけどになら塗ってもいいです。
【イソジンきず薬】(やけどの消毒に)
ポビドンヨード配合の消毒剤。皮膚や傷に色がつくが、傷にしみないので、やけどの消毒に適しています。ま
た、最近問題になっている「抗生物質の効かないばい菌・MRSA」にも効きます。
・化膿の予防に使う薬
【エルタシン軟膏】(化膿の予防に)
抗生物質の硫酸ゲンタマイシン配合の軟膏。硫酸ゲンタマイシンは塗り薬のみに使われる抗生物質なので、比
較的安心して使用できます。
【クロマイ‐P軟膏】
いろいろな皮膚疾患や傷、やけどの二次感染の防止によく使用される塗り薬です。クロラムフェニコールと硫
酸フラジオマイシンという抗菌物質が配合されています。他に治った後の傷口を綺麗にするために、絆創膏の
一種であるジョンソンのキズパワーパッドを使うことをお勧めします。
 
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