子育て育児の悩みをスッキリ解決!子育て119  

正しいしつけは子供への大切な贈り物。


子供たちは『親』のぬくもりを求めている。
人は愛され理解されたがっている存在です。理解されないときの不満がたまるとキレることもあります。突然
子どもがキレたとき、本人も親も理由がよく見えず、怒ったり苦しんだりしますが、理由はあるのです。

 日ごろから相手の話をじっくり聞く、同じ目の高さで考える、深い関心を払う、といった姿勢を親が身につけることで、

子どもは親に愛されている実感を得ることができます。

 子どもは愛されていると感じるとき、安定した気持ちで問題に立ち向かうことができます。そして不必要に
攻撃的にならず、他者や問題を受け入れることができ、大きく成長できるのです。
子供はSOSがうまくいえない。

親のイライラした感情やスキンシップの不足、過保護・過干渉などは子どもの心の健康に影響を及ぼし、それ
は、しばしば身体的なサインになって現れます。

 腹痛・吐き気・下痢・食欲不振・めまい・頭痛・発熱といった症状や過食・不眠・指しゃぶり・爪(つめ)か
みといった行動までさまざまなサインがあります。サインに気づいたら、病気だと心配するだけでなく、心の
問題が原因になっていないか考えましょう。

 「気のせいだ」「わがまま」「ズル休み」というような言葉で片づけず、様子をよく見、話をよく聞き、理
解しようとする姿勢が大事です。

 また、かかりつけの医師にもよく相談してみましょう。


心理的な問題による身体(からだ)・行動のサインの例 

身体: 腹痛・吐き気・下痢・食欲不振・めまい・頭痛・発熱 

行動: 過食・不眠・指しゃぶり・爪かみ 
ルールは誰の為にあるんだろう。


子どもたちは、家庭でのルールや約束を守ったり破ったりしながら、人との関係の在り方や社会のルールの大切さを学んでいきます。

 家庭のルールには、あいさつ、家に帰る時間、寝る時間、きちんとした姿勢などの生活上のルールもあれば、

他人に迷惑をかけない、うそをつかないなどといった道徳上のルールもあります。

 しつけに一貫性をもたせ、しっかりと身につけさせるためにも、夫婦がよく相談してはっきりしたルールをつくり、

子どもとともに親もそれを守りましょう。また、子どもの意見を聞いて一緒にルールをつくるという姿勢も大切です。
子供の言うこと何でも聞くことが、親の優しさとは限らない。


安易にモノを買い与え過ぎると、子どもは欲しいモノを手に入れるために努力したり、我慢したり、工夫した
りすることができなくなります。そして、やたらとモノを欲しがり、自分の気持ちを抑えられなくなってしまいます。

 ねだられても必要以上のモノを買い与えないこと。こづかいは多すぎず決まった額の中で自分でやりくりさせること。

 子どものためを思うなら、お金より、心や愛情を使いましょう。
良いことをしたときはしっかりほめてあげる。


「自分さえ良ければいい」「ルールを守らない」という人は、なかなか人から信頼されないものです。子ども
がそういうことをしたとき、ちゃんと正さないと、それでいいのだと勘違いした困った人に育ってしまうかもしれません。

 「自分の子だけ良ければいい」という考え方(自子主義)はやめ、間違ったことは愛情をもって本気で叱(しか)り、正しくしつけましょう。

 そして、親自身もルールに反することはしないように気をつけましょう。子どもに信頼され、尊敬される親であり続けるためにも。 
感情にまかせて叱ることとしつけとは違う・


しつけは大切ですが、しつけなくては、という気持ちから、ついたたいてしまい、その行為に歯止めがきかな
くなってしまう場合もあります。子育てのイライラやストレスが、子どもへの愛情を忘れさせ、叱るという行動にすりかわっているのではないでしょうか。

 上手な叱り方のヒントは、「叱られる側」の子どもの立場にもなって考えること。「そう言われたら子ども
はどう感じるだろうか」「子どもはどう受けとめるだろうか」、まずここから考えてみましょう。

 子どもの心や身体(からだ)を傷つけるような叱り方は、教育的な効果がないばかりでなく、児童虐待につながる可能性もあります。
いちばんの友達は、テレビ、なんてさびしすぎる。


テレビやテレビゲーム、ビデオにばかりのめり込むと、屋内に閉じこもる、人や自然とふれあう体験が不足す
る、人間関係をつくる力や他人を思いやる心が育たない、生や死の現実感覚が薄くなる、仮想と現実の区別がつかなくなるなど、

子どもの健全な心の成長に影を落としかねません。

 友達との遊びや自然体験などの機会を用意し積極的に参加させるとともに、テレビやテレビゲーム、ビデオ
にばかりのめり込み過ぎないようにルールをつくり、それを守る習慣をつけさせましょう。

 例えば、テレビゲームソフトを選ぶ際には、ゲーム内容によって対象年齢を表示するマーク(注)があるので
参考にするなどが考えられます。

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