体の成長
生後3〜4ヵ月の間にはほとんどの赤ちゃんが出生体重の約2倍になります。身長も約10cm伸びます。見た目も、今までは体に比べて頭が大きかったものですがそろそろ胸囲が追い越すようになり、全体に丸々とした赤ちゃんらしい体形になってくるでしょう。体重は3ヵ月にはいる頃には一段落。1日20gくらいづつなるのが普通です。
授乳
この時期はおっぱいの飲み方が減ってくる赤ちゃんが少なくありません。一時的なの無慮野減りは、普通のこと。いままではあまり満腹感もわからなかった赤ちゃんですが、『おなかいっぱいもういらない』という感覚がわかるよになったのです。
授乳の間隔にはばらつきがあるものの、1日5回程度に落ち着くでしょう。個人差もありますが夜も続けて眠ってくれるでしょう。
運動機能の発達
首がすわってくるのがこの時期。早い赤ちゃんでは2カ月くらいから。3〜4ヵ月の間には8割赤ちゃんの首がすわります。たて抱きにしたとき、頭の後ろに手を当てなくても頭がしっかりしていれば,一応首がすわったといえます。
3ヵ月のはじめではまだ完全ではありませんが、少しずつ首に力がついてきていればまず心配ありません。
心の発達
手の動きと大脳の発達
この頃の赤ちゃんは自分で両手を体の前で、もみ手をするように動かしたり、手をじっと見つめたりします。これをハンドリガードといいます。これまで体は原始的な反射に支配されている部分が多く、右手を上げると左手が下がるというふうに、左右対称でした。それが左右同じように動かせるというのは、大脳が発達したしるしです。また、3ヵ月に入ると、機嫌がよいときは目の前に出された物をつかもうとするようになります。まだ実際に握ることはできませんが、これも「目で見て」「興味を持って」「手が出る」という一連の行動ができるくらい、大脳が発達したということです。
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