『口の中や体をさっぱりきれいにすることは気持ちがいい』という経験が、衛生面でのしつけの第一歩。毎日 の習慣として定着させるには、楽しい雰囲気をつくることがコツですよ。 しつけの目安 5ヵ月〜 離乳食が始まったら『ごはんのときはきれいにしようね』と食事の前におしぼりで手をきれいにします。食 後には白湯を飲ませて口の中のかすを洗い流して。この白湯が習慣づけは、1〜2才」ではみがきをいやがる ようになたときの安心材料にもなります。 1才〜 歯が生え始めたころはガーゼで歯の表裏を軽くふきとるだけでOK。歯が4〜5本生えそろってきたら、離乳 食のあとや寝る前には、乳児用の歯ブラシでブラッシングします。歌を歌ったり楽しい雰囲気で、手早くすま せるのがコツです。 1才ころになると、洗面所に踏み台を置いて手洗いすることができるようになります。石鹸をつけて指の股や つめの中もきれいにしましょう。親のリードで子供は手洗いのコツを学びます。『きれいになって気持ちいい ね』などの声がけも忘れずに。 2才〜 1才近くになって大人のまねっこが得意になってきたら、歯ブラシを持たせましょう。大人が歯を磨いてると ころを見せるのも効果的です。2才を過ぎるころには、それらしき手つきになってきます。まだじょうずでき ないので仕上げみがきも忘れずに。 3才になると 3才を過ぎると手が汚れたことがわかり、大人に促されると一人で上手に手を洗うことができます。歯みがき も歯の表面だけならなんとかOKただし、歯みがきの自立は6才過ぎが目安。まだまだ大人の仕上げは必要で す。 肩の力を抜くことが、毎日つづけるコツ 歯みがきや手洗い、お風呂などの生活習慣を赤ちゃんに身につけさせるためには、やり方を教えるだけでは なく、親も一緒にやることが大切。親がしていることを見せなければ、いくら教えても赤ちゃんの習慣として 定着するのは難しいでしょう。 嫌がって抵抗することは多いでしょうが、無理じいせず、肩の力を抜いて楽しむことが毎日つづけるコツで す。 歯みがきや清潔に関することは、あまり気にしすぎると、子供がちょっとしたことでも手を洗わないときが すまないといった過剰反応を示すようにあることもあります。自己主張のはげしい子は特に大変でしょう。で も、赤ちゃんにいうことを聞かせるより、親の気持ちを切り替えたほうがよい結果を生みます。3才ごろには 驚くほど楽になりますよ。 |